あれから10年

随分と久しぶりにここに書きます。まとまりのない文章ですが、お時間のある人はどうぞ。



中学受験シーズンが一段落して、これから高校入試・大学入試が始まりますね。もう何度も出た話だけれども、僕は高校が嫌いでした。自分自身でもいけてなかったなと思うし、何よりも自分の居場所がどこにもないのが辛かった。話もあわないし、誰かに必要とされてるわけでもなかったしね。日々、自分が何をしたいのか、どう生きて行きたいのかを考え続けていました。「あと数ヶ月我慢すれば、ここを出れる」と思っていた季節から気づけば10年です。


色々と試行錯誤しながら入った大学は本当に密度の濃い4年間で、世の中には自分が必要とされる場所ってものがあるし、やっぱり必要とされていないと人生ツマらないんだと確信することが出来ました。生きてるって素晴らしいなと。そこで出会った仲間と先週末も雪山に遊びに行ってきて、そういう気持ちを思い出しました。


いつまでもそうして話をしていたいと思うけれども、もう大人になってしまったんだと思うと反動で切なくもなりました。あの時代はよかったと過去にいつまでも浸る訳にはいかないし、生きて行くためには前に進まなければいけません。外で色々な経験をして、場面場面で闘ってたまに酒を囲むからお互いを今でも尊敬出来る友達だと思えるのでしょう。それはきっと、このblogを一緒に書いているちんむーであり、あらんとの関係にも言えることなんだと思う。


少しだけ話はそれるけれども、先日上海に出張に行ったときにあらんの会社に遊びに行ってきました。小さな小さなレンタルオフィスにホワイトボードが置いてあって、営業戦略がびっしりと書き込まれていました。日々緊張感の中で、立派にやってるなと胸が熱くなりました。これからも頑張ってくれ。応援しています。


話を戻しましょう。あれから10年とふと振返ったのは先週の雪山旅行がきっかけだったけど、それから一週間ずーっと考えているのは僕の今の気持ちが高校のころのそれと似ているなと気づいてしまったことにあります。入社から6年たつけれども、今の組織に一度でも心から自分の居場所を感じたり、役に立っている、必要とされている実感があったかというとびっくりするほどないんです。


お客さんに喜ばれる、チームの中で感謝される、それって当たり前で僕じゃなくても誰でも出来るんだよね。少なくともこの組織にいる人たちはみなその実力と心遣いを持っていると思う。逆にみんなが出来ることを僕がギリギリ追いついているという感じかな。(もしくは時に追いつけていない。)もっともっと高いレベルのスキームを考えだして、儲けていくこと。それがあって、初めてこの組織にとっては必要な人材になるんではないかと思う。それって、僕のやりたいことなのかな?このままやっていて、やれるようになるのかな?


もう28歳で、日々焦りだけが生まれるけれどもきっとこのままでは体も心も取り返しがつかないことになりそうなので、何の為に生きていきたいのかまた深く考えて、出来ることを探そうと思います。一方で、今ここで逃げてしまったらこの先も自分のことを可愛がってくれる人たちとだけ生きていってしまいそうなのでもう少し頑張ります。


このblogを読んでくれている人たちも日々色々なことに悩んだり、つまづいたり、うなされたりしていると思うけど一緒に頑張ろう。苦しくて苦しくてそれでも顔をあげて前に進んで、その先で一緒に酒でも飲みましょう。自分の人生の主人公は自分です。ぜったいに誰かに譲り渡しちゃいけない。自分に言い聞かせる意味でも久しぶりに、そして思うままに日記を書いてみました。

コメントでもメールでも何か感じることがあったらご連絡ください。どなたであっても、なるべくちゃんと返信します。みんながんばれ。