ぞーたん(人物紹介)

【小さい頃】
小さい頃、『タンタン』という漫画に夢中だった。ベルギーの若手記者が世界各地(挙句の果てに月まで)を舞台に飛び回る話。
『モモ』『果てしない物語』『星の王子様』
家の中で読んでいた本はいつも旅が題材になった本だった気がする。

両親は新婚旅行以来、海外に行ったことも無い人たちなのにどうしてこんな本ばかり家にあったのは今も不思議だ。そうそう、家族揃ってアフリカを横断するという本もあった。ポレポレという名前のランドクルーザーに一家4人乗って砂漠を横断するという話。(この本の影響で僕は会社に入って晴れてこの車を買うことになる。)

僕にとっての初めての冒険は小学校から最寄の駅まで歩くことだった。
小学校から最寄駅までは遠く、バス通学。学校の決まりでバスに乗らなければいけなかった。

ある日の下校のとき、バス停を前にして思う。
【『今日はこの人達と一緒に並ぶのはやめよう。』


道も知ってるし、時間もある。
みんなが並んでいる横を通過して歩き始めた。
冒険はいつも身近にある。



集団で行動するとか、みんなで練習するとか黙って球を磨くとか、そういうのは昔から大嫌いだった。『集団で行動する人たちは"騙されている"』と勝手に思い込んでいたからだと思う。


【大学にて】
時が過ぎて大学に入る。
ここでの沢山の出会いが4年間が自分の人生を変えてくれた。

人の為に惜しまず時間を使う。一緒に考えて、悩んで、真実を探すことに一生懸命になることを学んだ。こんな話がある。

1年目の春の放課後。
僕は何気なく言った
「大学の中でいちばん一生懸命に勉強もバカもやろう」
彼女は答えた
「大学の中?世界でいちばんて思ってやらないとダメでしょ?」

あの場所にはそういう人たちが沢山居た。純粋で、勢いがあって、どうにかしてこの世界のことを捉えたいという人たち。小さい頃から憧れてきた人が集まるところだった。
(彼女は大学を途中でやめて海外の大学に留学。そのまま国際ジャーナリストになった)


【東京のち上海】
大学で沢山の人とゴールを設定して実現を共有していく中で、
どういう人たちと一緒に人生を過ごすか、ということが大きなテーマになった。
「尊敬出来る人たちと日々切磋琢磨しながら一緒に日本に刺激を与えていきたい。」
その思いから商社に入社した。


そして今年の夏、上海にやってきた。
東京での無茶苦茶な生活から離れて、考える。
いま26歳。20代も残すところあと3年。


何をやりたい?
どうやって世界に刺激を与えたい?
それでよし、ということに囚われずに全身で感じて行動する。
自分と関わりあいのあった人たちが幸せであるように生きる。


==================

20代もあと3年。
上海で偶然出会ったそんな3人が日々中国という場所で何を考え、どう生きていくのか。
今はまだまだ青いのかもしれないけど、ドロドロの"仕込み"を伝えていきたい。
Blogの題名は中国語にすると『三人行』
3人の旅にお付き合い頂ければと思います。


●ぞーたん
横浜生まれ。商社勤務。
大学の頃は毎年アメリカやカナダの各州をキャンプ道具を積んだ車で野宿で回る。(大怪我もする)
趣味は冬山と日本酒。美味しい食事も好き。

特技は国籍・年齢関係なしに5秒で友達になること。
2009年7月から上海に駐在。他の二人との出会いから当Blogの立ち上げを提案する。
ちなみに実家は牛乳屋。。