持つべきものは新居

ぞーたんのバトンの通り新居に引っ越してきました。
それも人生初の同棲。同姓との同棲ですけどね。どうせ住むなら異性がいいぜい。

今回は新居(までの道のり)を書きます。


■初めての部屋探し
去年の8月、初の部屋探しは困難を極めた。不動産仲介業者を介して部屋探し。
全部で10件ぐらい回ったがそのうちの2件は大家さん「房東」=(ファンドン)から
業者が見ていない隙に電話番号を手渡された。
要は「業者を抜いて契約しちゃえばお互い安いよ」という事。
こちらの業者は大体月の家賃の35%が仲介手数料となる。(家賃が10000元だったら3500元)
弊社はメーカーと施主さんの橋渡し的役割も担う会社なのでちょっと衝撃的な行動だった。

仲介業者を通さないで契約をすると、後で水道光熱費の負担、家具の破損の時の責任の所在、
敷金の払い戻し規定などがあやふやになるので、やはりオススメしない。自身の場合は
業者を通したが大家さんが良い人だったので色々と無茶がきいた。中国での部屋探しは大家さん
もしっかりと査定に入れておきたい。

■二回目の部屋探し
新しい部屋探しは友人が率先して探してくれたので非常に楽ちんであった。不動産仲介業者との
交渉もスムーズに進む。(自分はまったく頼りっぱなしだった、同居人ありがとう。)
同じ家賃設定でもかなり強気な値段設定の部屋や家具がダサダサだったりとなかなか釈然としなかったがアメリカの某大手不動産仲介業者の子に紹介してもらった部屋はまさに理想通り。
メゾネットタイプで非常に綺麗にワックスがけされた床。
持つべきものは良い同居人と不動産仲介業者。
さぁあとは引っ越しするだけだ。

■家の引き継ぎ
引っ越しに際して敷金が戻ってこないかもしれない問題があった。
去年の8月から1年間の契約を結んでいたのだが、8月まで住まないと敷金である一か月分の家賃が違約金として戻ってこない。
半ば諦めていた時にシンガポール時代の友人のインドネシア人が契約をそのまま引き継いでくれることになった。
持つべきものは良いインドネシアの友達。

■段ボール
半年ほど生活をしていると荷物もかなり増えた。段ボールをいただきに近くのアメリカの某大手スーパーマーケットチェーン店に足を運んだ。 
一人目の店員は「今確認するからちょっと待ってて」と言い10分しても帰ってこず。
二人目の店員は「段ボールは自分たちも使うからムリ。」
三人目の店員「管轄が違うので他をあたってくれ。」
四人目に至っては「ない」で一蹴。
アメリカの某大手スーパーチェーン点は地方都市の小規模商店に非情だとは知っていたがまさか顧客にも優しくないとは知らなかった。
完全に心を折られて不買運動の計画を妄想しながら家路につくと家の目の前にコンビニ。
思い切って段ボールがないか店のおばちゃんに聞いてみると「いいよ、何個?」と二つ返事でOKが。
捨てる神あれば拾う神ありだな〜と、大きい段ボールを4つ抱えて帰ろうとすると、おばちゃんがすかさず
「10元。」と手を差し伸べる。不買運動計画が忙しくなりそうだ。

■いざ引っ越し
引っ越しに関して調べてみると日系の引っ越し業者を頼んでも現地の引っ越し業者に丸投げするらしく、バカバカしいので
以前ゴルフ場まで連れて行ってもらった運転手さんに格安で頼んで引っ越しができた。持つべきものは良い運転手か。

■泥棒扱い
荷物を荷台に積んだいたらアパートの管理業者に荷物のチェックとパスポートの提出、大家さんとの連絡を求められた。
なんでも荷物の搬出入を装う泥棒がいるからとの事。ちょっとショック。。

そんなこんなでやっと引っ越しを終えた。ここまで読んでいただいた読者さんに感謝。持つべきものは良い読者さん。

さて、お次はあらんにバトンで「日本酒なう」