『映画』


・上海の映画事情にモノ申す


上海の映画館では映画を観るのに大体40元〜60元(600円〜900円ぐらい)かかり、
海賊版DVDは一枚5元〜10元(日本円で70円〜130円ぐらい)程度で買える。

映画館に閑古鳥が鳴く理由は推して知るべし、だろう。

上海の映画館に関してはこちら↓
http://www.c-c-club.net/theater/index.html


一般的に我々は映画を映画館でチケットを買ったり正規版DVDを買ったりして作者の評価とする。

そのシステムが完全に破綻し、映画の興行収益や正規版DVDの収益が減っては、監督や俳優のモチベーションに大きく影響を及ぼすに違いない。

我々は未だ見ぬ傑作が実る土壌をつくる意味でも、対価を支払うという形で作者にエールを送る形について真剣に考えなければならないでしょう。

でもフトコロ事情とお手軽さを考えると、海賊版に手がいってしまうのが世の理。正しいことをするのはなかなか大変なものですよね。


・映画館のススメ

高校2年の頃当時の彼女とクリスマスに川崎のチネチッタで一緒に観たのがブラッドピット主演の『ジョーブラックに宜しく』の最後の花火のシーン。彼女のしっとりとした白い手に全神経を集中させながら見た。

21歳の秋にシンガポールで一人観たトムハンクス主演の『ターミナル』。主人公の父親が集めていたコースター裏のサインが集まる前のサックスのシーン。独りで映画を観た寂しさと感動で泪が頬を伝った。

自分のPCで観た映画もいいですが、たまには映画館でポップコーンとコーラ片手に最愛の他人と。



・ちんむーの直感オススメ映画5選

今回は準名作的なところで5本ご用意させていただきました。感動ものから意外な結末のものまで。

 『運命の女』(02米)年下男性との情事に溺れていく妻と、それを知った夫の葛藤を描くラヴ・サスペンス。

 『アメリカン・ヒストリーX』(98米)白人至上主義集団のカリスマ的リーダーとなった兄と彼を崇める弟がたどる心の軌跡を描く問題作。

 『ライフ・イズ・ビューティフル』(98伊)第二次大戦時、ナチスの強制収容所で繰り広げられる父親と息子の感動のストーリー。

 『ショーシャンクの空に』(94米)長年の刑務所生活の中でもおのれを見失わず、ついには脱獄に成功した男の奇妙な逸話の数々と、その親友の囚人をめぐるヒューマン・ドラマ。

 『Shall We ダンス?』(96日)ひょんなことから始めた社交ダンスを通して、平凡なサラリーマンが人生を見つめ直す姿を描いたハートフル・コメディ。




・・・さて、お次はぞーたん氏に『クリスマス』でお願いします