「尊敬」(という言葉)

更新遅くなりました!

では今回は尊敬という言葉そのものについて書いてみました。よろしくどうぞ

■「尊敬」という言葉の重み

尊敬を考える。その言葉のとおり、相手を「尊び」「敬う」こと。
相手を讃える言葉では最上級の言葉のひとつである以上、そう簡単に
使える言葉ではない。

もしかしたら今まで、「好き」、「興味がある」といった具合でも
尊敬の乱用をしてきたかもしれない。

尊敬という事を今一度考えなおす良い機会になったので
あらんにここで感謝申し上げたい。


■尊敬語(謙譲語、丁寧語)を心から使う

母国語以外の言語を学んで改めて感じるのが、
日本語の相手に対する畏敬の念を伝えるフレーズの多さ。

相手に判りやすい形で畏敬の念を表せるのだから、
尊敬語、謙譲語、丁寧語があるのは素晴らしいことだと思う。

しかし、言葉に頼りすぎるのも危険だと知らされる時があった。

ある冬に学生10人ぐらいでホームパーティーを開いた際、
自分が年上の日本人と会話をしていたのを見ていた米国の女性に、
「言葉遣いは丁寧だけど、貴方が日本人の目上の人と話をしている際
に何か壁を感じる。」と何げなく言われた。

正直ドキッとさせられた。その時丁寧な言葉は使っていたが、その女性の言うとおり
自分の心には壁を作っていたからだ。

ビジネスや社交の場において、相手を尊敬できるかもわからない、
もっと言ってしまうと尊敬していないシーンにおいても
尊敬語を“形式的に使う”機会が生まれる。

心のこもっていない言葉に気持はこもらない。
尊敬語を使う事によって、相手との距離を縮めるどころか逆に
距離を広げてしまう事もある。

きちんと自分が使う言葉の意味を理解し、使う事の大切さを
考える良い機会となった。


それではお次はぞーたんにテーマ「すべらない話」でお願いします。