送別会(7/3)〜上海から旅立つ二人〜

ぞーたんから「送別会」のバトンを受けましたあらんです。ぞーたんのブログにも書いてあった通り、7月から自分たちを取り巻く環境がごろっと変わった。


上海での研修を終え、ビックプロジェクトに挑むため中国の北部天津に向かうぞーたん。社長業交代の準備のため、故郷の川崎に戻り本格的に事業に打ち込むちんむー。


二人とは約1年、上海でこのSanRenXinブログの運営をはじめ楽しく濃密な日々を過ごしてきた。仕事のこと、恋愛のこと、家族のこと、学問のことなどいろんな話をしたし、本気でスポーツで戦ったし、喧嘩もしたし、旅もした、そして今後の夢を語り合った。


そんな二人の上海生活を飾るのに相応しい盛大な送別会を上海で出会った兄貴、コポちゃんと共に企画し7月3日に実施した。


兄貴もコポちゃんもそして僕も仕事のため打ち合わせの時間が少なかったが、「どうせやるなら楽しくやろう。二人との別れは辛いが、当日大いに笑い、その瞬間を全身で楽しもう。」別に確認しあっているわけではないけど、そんな思いを共通に持っていたように思う。


(※人物紹介
兄貴:上場企業の後継者としてこれから事業展開される20代。
コポちゃん:20代女性駐在員として金融面から中国を見ている大手金融機関の若手のホープ。
このお二人には是非とも今後ゲスト投稿で登場していただきたい。こうご期待。)


当日は、ちんむーが昔ブログに書いていて、かつ普段の生活で意識している、「縁を大切にする」という言葉にあるように、ぞーたん、ちんむーがこの一年縁があり知り合った四十一人もの人に集まってもらうことができた。


今回会場に選んだのは、urbnhotels上海でトップクラスのデザインホテルのパーティ会場を貸し切った。二人を送り出すにはもってこいの雰囲気だった。(Airiちゃんナイスチョイス!)


主役二人にはアイマスクを着けて手ををひかれ会場入りしてもらい。「3、2、1」でアイマスクを取ったとたんそこには上海で親しくしていた様々な人が目の前にいるというサプライズから、全員で「乾杯!」をし送別会がスタートした。


この1年を思い出す当日会場に来てくれている人との思い出写真のスライドショー、兄貴が無印良品を走り回って購入したまな板への二人への寄せ書き、コポちゃんが人民広場を走り回って作成したオリジナルTシャツ、色々な人からの送別品、たくさんのお酒、当日誕生日だった人のお祝い、二人への質問ゲーム、などなど、兄貴、コポちゃんと知恵を出し合って考えた会場設置&コンテンツにし、会場は二人との出会いへの深い喜びが漂う異様な雰囲気だった。一人では絶対できない、四十一人が集まったからこそ醸し出せた雰囲気だった。


送別会最後はお立ち台に上がった二人からの挨拶、

「ほんとにみんなのこと大好き。愛があればなんでもできる。ほんとにみんなの人生がいろんな人に愛されていろんな人を愛してとにかく楽しい人生になるように僕は祈ってます。今日はありがとう。」(ぞーたん)

「一つだけいいたいのは、ほんとに大好き。でも、こんな風にこうやってここにいるみんなが集まってお酒を飲めることはもうないかもしれない。だからこの瞬間を大事に僕は乾杯したい。だけど、これが終わりじゃないから。みんなのことが好きだから!」(ちんむー)


どのような人生を送るか?を考える上で、人生でどのような人と出会うか?ということは大変重要なことだと思う。ぞーたん、ちんむー、そして今回集まった一人一人、それぞれ想いがあり上海に集まっている人ばかり。ぞーたん、ちんむーがひきつけた様々な人が集まり、楽しめた最高の送別会になったのではないかと思う。


〜Special thanks〜
送別会企画協力の ミツコちゃん、Yuriちゃん、Airiちゃん、T淵さん、fangfang 密さん and 参加してくれた皆さん


〜最後に〜
SanRenXinライフ@上海はこれにて終了、これからは、天津からぞーたん、川崎からちんむー、上海からあらんの投稿になる。


昨年の8月。学生団体を通じて知り合っていたちんむーが上海に留学することに決め、是非紹介したい人がいると紹介してくれたのがちんむーが留学先の大学で知り合った研修生のぞーたんだった。


僕は初対面の人と話すことはそんなに苦手ではないけど、そこから深い関係を築いていくことがあまり得意じゃない。ぞーたんを紹介してもらった日も、飲んだあと、じゃあ今日はこれで解散にして、またもし機会があれば一緒に食事でもしようか。くらいに思っていた。


しかしそんなことを思っていた時に、「じゃあこれからうちで日本酒でも飲むか」と懐に入ってくるヒトコトをぞーたんから貰え、その日からなんでも語り合えるSanRenXinになった。


パスをうけたら何が何でもドリブルで突破を試みる、誰よりも一瞬一瞬を真剣に生きているぞーたん。自分を隠すことなく相手に正面から向かっていき人から愛される不思議な徳をもっているちんむー。そして自分、まったく性格を異にする3人が集まり、不思議な上海ライフを送ることができた。また、三人がそれぞれ出会いを重ね、兄貴、コポちゃんなど、様々な良縁を広げていった。


『自分が信じたいと思っている具体的な事柄を腹を割って友人と話すことで、自分が何をどう考えているかがはっきり見えてくる。また、その人を自分の友人とすることは、自分がその友人の中に尊敬すべきもの、人間としてのなんらかの憧れを抱いているということだ。それゆえ、友人を持ち、互いに話し合い、互いに尊敬していくのは、人間が高まるうえでとても大切なことだと言える。』(ニーチェ)


ニーチェのこの言葉にあるように、二人との出会いで人間を高めることができているような気がする。そういう意味で、上海でのこの一年は自分の財産だと思う。


二人が上海からいなくなることは大変さみしいが、そこには何の悲しみもない。お互い新たな道に進んでいきまた再会できるという期待を持っての別れだからだろう。



それでは、川崎のちんむーへバトン。
『社長業とは』
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