上に立つ人間に必要なもの(社長業とは)


どうも、川崎からちんむーです。
連日の茹だるような暑さですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

■送別会
7月4日、日本に戻ってきました。先のあらんの投稿にも書いてあったように、7月3日は最高の送別会を開いて頂き、涙、涙の帰国となった。
ただし、飲み過ぎた為、思い出だけでなく、大量の荷物を残していった事をここに懺悔します。
また、幹事をつとめてくれた あらん、兄貴、コポちゃん、送別会企画協力の ミツコちゃん、Yuriちゃん、Airiちゃん、T淵さん、fangfang、 密さん and 参加してくれた皆さんに改めて感謝申し上げます。

日本に帰国し、ぞーたんに2回、特別寄稿をしてもらったイーティエンと2回会った。ただ、あの時のように上海の我が家で日本酒を飲みながら飲み明かす事がないと思うとちょっと寂しい。

・・・なんて思っていたのもつかの間、先週の土曜は六本木で深夜3時まで飲み、自分は午後までダウン、イーティエンは高田馬場の交差点で警官に起こされたようだ。

上海スピリット顕在である。


■上に立つ人間に必要なもの
まだ社長になったわけではないので、社長業とはなにかを語る事は控えておきます。
ただ、帰国後常に上に立つ人間、社長にとって必要なものはなにかを考える機会が劇的に増え、また、自意識過剰以外の何者でもないが、社内や取引先と接する際に相手から「こいつはどこまでできるんだ、一丁お手並み拝見といこうか」というふうに見られているような気がしてならないので、今回は上に立つ人間に必要なものとは何ぞや?という事について書く事にする。

上に立つ人間とそうでない人間の決定的な差が一つある。それは「決断」である。

先日あらんから紹介してもらった岡田監督の講演にこんな一節がある。

これはある意味どんな仕事でもトップやリーダーになったら、一番大事な要素かもしれないですね。「監督の仕事って何だ?」といったら1つだけなんです。「決断する」ということなんです。「この戦術とこの戦術、どっち使う?」「この選手とこの選手、どっち使う?」ということです。ただ、「この戦術を使ったら勝率40%、この戦術だったら勝率60%」「この選手だったら勝率50%、こっちの選手だったら勝率55%」,
そんなもの何も出てこないんです。答えが分からないんですね、それをたった1人で全責任を負って決断しないといけない。
(中略)
 僕も人間ですからみんなから「いい人だ」と言われたいし、好かれたいですよ。でも、この仕事はそれができないんです。なぜなら、選手にとっての“いい人”“いい監督”というのは「自分を使ってくれる監督」ですから。僕は11人しか使えないので、あきらめないとしょうがないんです。
(中略)
 ジーコが日本代表監督の時、2006年ドイツW杯直前に久保(竜彦)をメンバーから落としたんです。その時、僕は久保が所属している横浜F・マリノスの監督だったんですね。久保が落とされた後、マリノスの練習場から帰ろうとしたら、たまたま駐車場に久保の家族がいて、久保には小さなかわいい女の子がいるんですけど、その子が「ジーコだいっきらい」と叫んでいたんですね。「ああ、また俺もそうなるんだなあ」と思い出しました。
(中略)
 「本当にそういう私心がなくやったとしたら、いつかは伝わる」と僕は信じているんです。そう信じないと中々できないんですけどね。外国人だったら自分の国に帰ってしまえばいいのですが、僕は一生この日本のサッカー界にいるわけですから、そういう奴らとまたどこで出会うか分からないわけです。そういう意味で私心をなくして、無心の状態で決断していかないといけない。

引用先)ビジネスメディア誠「岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とは」http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0912/14/news010.html



決断をするとその決断をした責任が問われる。そのリスクをとる覚悟、能力のある人間が上にたてるのではないでしょうか。


■ケンカしよう
日本に帰る前にあらんと喧嘩をした。その時は納得できなかったが、
まったくもって理解できる。

今度上海に出張で行く際の自分の立ち位置をぞーたんに相談したら、
“あまり出しゃばらないほうがいいと思う。笑 決定権がないと冷たいです、社会は。”
と言われてコノヤローと思ったが、まったくもって理解できる。

俺がこう思われたいから、と言っていたらこんな言動はできない。2人のように上に立つ資質を持っている人間と上海で出会えて本当によかった。またケンカしよう。

というわけでぞーたんお次のお題は「喧嘩」でお願いします。