2011年の展望

あらんからのバトン。

初の試みとなる総会。今回は自身の身を固める行事がありどうしても参加できなかった。
残念。三人行が一同に会して仲を温めあう総会に是非とも次回は万象繰り合わせて参加したい。



2011年の展望に関して。



会社の経営に携わり、少しずつではあるが業界の事がわかってきた。
寝ても覚めても会社の事を考えるようになってきて見えてきた会社の
強みと弱み。個人的には強みをどんどん伸ばしてゆきたいが、弱みもフォロー
してゆくのがマネジメント従事者の務め。



そこで今年の目標を一言で表すのであれば
「3年後の会社を創る」。
会社である以上利益を産み出し続けてゆかねばならない。
年数を設定したのには、より具体的に会社のビジョンを描いてゆくためだ。



どんな事をしてゆくかの一例を紹介したい。



①サービス(リッツカールトン)

 うちの会社は複数の業務を営んでいるが、基本はお客様ありきのサービス業だ。
 お客様満足度が高いとはとても言えない現状を変えてゆく。


 先日シンガポール時代の友人でリッツカールトンに勤めている友人と食事をしたが、
 ホテル業界最高レベルといわれているリッツの最高水準のサービスに対する志とそのシステム
の話にはメモを走らせる手がが止まらなくなってしまった。
 いきなりにリッツの域に達するのは難しいだろうが、是非ともお客様に満足していただく考え
を浸透させてゆきたい。


 手始めにサービスの質を高める相手としては既存顧客だ。長年取引していただいている
お客様の満足度を高めるため、お客様の情報管理、収集を社員と一体になって取り組む
制度を導入する。


 3年後、お客様が弊社にいらした際、お名前を呼べるようにしたい。


 

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

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サービスはホテルに学べ (光文社新書)

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②正確な売上目標をたてる(成毛眞・佐藤正久) 

 うちの会社の業界での立ち位置をしっかりと把握し、年間での売り上げ目標を正確に
 たてる。


 この考えにいたったお二方の先人のお話を紹介したい。(内容は要約)


 成毛眞氏:元マイクロソフト代表取締役社長 現在、スルガ銀行、スクウェア・エニックス
の社外取締役や、ベンチャー企業の取締役・顧問などを兼職。早稲田大学客員教授も務める。


 売上目標を立てて、その目標を達成できなかったら経営者失格。目標を大きく上回ってしまい
 予想していたよりも売り上げがあがってしまうのも経営者としては失格。市場の動きと自社の
 を見誤っているから大きな誤差が産まれる。それはマネジメントができていない証拠。
 


 佐藤正久氏:政治家。自衛隊イラク派遣ではヒゲの隊長として注目を集めた。現参議院議員


 何人かの国会議員の同僚に日本の最北端、最西端、最南端、最東端の島がどこなのかを
 聞いた。驚いたことに誰一人としてまともに答えられなかった。
 国防を謳っておきながら自国の領土範囲を知らずに何が国防か。 
 


 異なるフィールドで活躍する御二人だが、自身が帰属している集団に関して理解している事の
 重要性を説いている。 自身もかくありたいと考えさせられた。


 現状”前年度売上5%アップを目指す”という根拠の乏しい目標になっているが、これを
 来年度より部門別売り上げ目標に切り替え、従業員一人一人への
 数値目標におとし込んでゆく。

 また、経費にも予算制度を導入し、注力する部門、削減する部門を明確にする。
 3年後には取引先銀行にそのまま経営計画書として利用できるものを作成してゆきたい。
 


③人(リクルーティング・個々の技術の向上)


 新規採用が急務だ。弊社の技術系の社員は年齢層が高い。施工に関してのアンケート調査
 では満足度が高いが、この技術水準を満足度を維持しながら次の世代に繋げてゆけるか。
 同業他社、技術を伴う業種などへのヒアリングをしながら模索してゆきたい。


 また、弊社の扱う商品は施工が伴って初めて商品になるものが多い。施工だけでき、
 商品紹介もできる”技術営業職”と称しユーティリティープレイヤーを育ててゆく。


 ・・・現在もリクルーティングを行っているが学生全体が安定志向感がある。
 そんな学生はもとより
 求めていないが少なくとも弊社の魅力と、第二創業期としてのうちの会社のビジョンに
 共感できる社員獲得を目指す。
 

④世界(中国・ベトナム・夢・三人行との絆)


 うちの業界は日本市場だけで会社を運営してゆける時代は完全に終わった。
 シンガポール、中国と渡った経験を生かし、世界へ進出をする。

 業界の中国市場はまだまだ発展段階。市場調査も重ねたが値段やサービスに
 かなり差がある反面、ある程度価格でも競争してゆける目途がたった。
 中国から日本に戻って以来、出張で足を運んだのが3度。
 昨年末には中国の企業と弊社商品を販売してゆく業務提携を結ぶところまでこぎつけた。
 3年後までに会社の売り上げの5%を中国市場で賄えるようにする。



 以上すべてではないがこのような形で3年後に向けて走り始めています。
 あらん、2011年の展望、こんな形でよかったかな?


 さて、ぞーたんへの続いてのお題は


 「海外で駐在したくなる話」


 でお願いします。昨今、海外駐在を倦厭する日本の若者が増えているとニュースで
 話題になっていますね、


 ぞーたんが海外駐在への魅力を語ることによって世界で働きたくなる若者を
 増やしてください。(満面の笑み)