談志が死んだ


だんしがしんだ。逆から読んでもだんしがしんだ。
実際に『談志が死んだ』という本が出版されている。
著者は先日喉頭がんで亡くなられた立川談志さん享年75歳。
その半生は破天荒で、笑点の企画を発案したり、参議院議員になったり
落語協会を脱退して自身の流派を創設したり。
戒名は立川雲黒斎家元勝手居士(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)
戒名まで奇抜なお方でした。


兄が落語好きで車にひとり落語会全集がプレーヤーに入っていて、
一人で長距離を運転するときは良く話を聴いていた。
特に好きな演目は『らくだ』。


訃報を聞いた際、談志さんが以前にしていた型破りと形なしの話を
思いだし調べてみたらあったのでここに紹介させていただく。



型ができていない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。
型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。
どうだ、わかるか?難しすぎるか。

結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ。    

立川談志(落語家)



故人の人生を表現しているかのような言葉で、談志さんも
破天荒なイメージとは裏腹にしっかりとした古典落語の礎の
上に彼のカラーや個性をだされていた。



久々にこの言葉に出会えて嬉しい。

まずはしっかりと先達の仕事を継承し、その上で自分の色をだして
ゆこう。



現在川崎で開催中のれた世界三大ジャズフェスティバルとしても有名な
モントルージャズfesの初日講演に足を運んでみた。

その中で伊藤君子さんというJAZZSingerが、綺麗な英語のジャズを
3曲歌った後に、津軽弁を織り交ぜて歌ったものが斬新で面白いのに
王道のジャズの雰囲気を壊さない、型破りなものでした。

伊藤君子オフィシャルサイト
http://www.kimikoitoh.com/

モントルージャズフェスティバルin川崎
http://www.montreuxjazz.jp/kawasaki/


談志が死んだ

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