『上海で一番素敵なデートコース』

中国は春節休みに突入。本日2月13日が大晦日、今晩は街では爆竹が鳴り響く。

更新が少し遅くなってしまったけど、『上海で一番素敵なデートコース』を以下考えてみた。


『上海で一番素敵なデートコース』

10:00 市内中心から出発。近くのカフェでサンドイッチ等昼食をテイクアウト。
11:00 上海で有名な大型公園、世紀公園へ。散歩をして、ボートに乗る。
12:00 お弁当タイム。
15:00 泰康路(田子坊)もしくは新天地で買い物&カフェ。
17:00 マッサージ(例えば:桃源郷上海店)に行って疲れた体をリフレッシュ。
18:00 南京東路歩行街を散歩
19:00 外灘(例えば:外灘三号)で夜景を見ながら夕食
22:00 市内のバー(例えば:JZClub上海)で乾杯
    


午前の公園でお弁当コースは好き嫌いがあるが、午後からのコースは定番コースかと思う。しかしコースを考えてみて何か違う!?しっくりこない。という想いが頭をよぎる。そしてこう思う。こんな風に上海の定番的デートスポットで相手に嫌われないように失敗したくないことを考えながら計画を立て、保守的なデートをしようとする男性を見て女性はどう思うのだろうか(汗)


定番の観光地を訪れた後、素敵なレストランに連れていく。夜はバーで一日の感想をおしゃべりする。帰り際、女性はおそらく「今日は楽しかった。」と言うだろう。それを聞き男性も「楽しかったね。」と今日のデートが大成功した!と満足感を感じながら言う。しかし実はそれは男性の一方的な勘違いかもしれない。女性の言った「楽しかった。」の楽しいとは、外灘のおいしい食事とすばらしい風景が見渡せるレストラン、おしゃれな新天地や田子坊、中国らしい公園であり、男性自身のことではない。女性の記憶に残るのは自分ではなく上海の名物観光地になってしまうのではないか。


(それでは質問):上海でどういうデートにしたいだろうか?
(あらんの回答):一日のデートで女性の脳裏に自分を焼き付け、その人の記憶に残りまた会いたいと思ってもらいたい。


どうすれば自分を女性の脳裏に焼き付けることができるか。話す内容、取る行動など自分を全面に出していき、上海より自分が目立つ必要がある。


数カ月前大学時代の友達に新しい彼女ができて、なぜその彼女と付き合うことにしたのか?と質問をしたらこんな答えが返ってきた。「今の彼女と一緒にいると、何かいつも奇跡的なことが起きる。例えば先日鈴鹿にF1を見に行った時〜〜。」そう話す友達はとても幸せそうだった。僕も毎日奇跡的なことを。とまでは言わないが、その人と自分が存在するが故に起こる“驚き”があり、この人といると何か起こる。と思い合えるようなデートを想像するとワクワクする。


独特の不確実性を持つ都市上海。“驚き”がいろいろなところに潜んでいるはずだ。そんな街を二人で闊歩し、これから何が起こるのか、まるで冒険しているようなそんなデートにし自分をさらけ出せればと思う。上海の街はデートを完成するための手段であって目的ではない。目的が決まれば上海の街から手段を選び、そこから発生する“驚き”を楽しみ自分を発揮していく。それが上海デートの醍醐味だ!


これではオススメコースというテーマに則した回答じゃない、結局どこに行くのが良いのよ?上海の素敵なデートコースを知りたくてこの文章を読んでいる人からのブーイングが聞こえてきそうなので、以下オススメスポット(手段)を列挙する。


【食事】
ショーロンポー・上海蟹⇒鼎泰豊
外灘の風景が見える⇒Moonsha
中国っぽい朝ご飯を体験⇒マクドナルド・ケンタッキー各店舗、
大学の学食⇒上海交通大学

【公園】
朝散歩できる公園⇒復興公園
自然が楽しめる公園⇒上海共生森林公園

【娯楽場】
若者が集まるクラブ⇒PARK97
室内カート⇒DISC KART/迪士〓賽車館
スキー・スノーボード⇒上海銀七星室内滑雪場
卓球⇒上海交通大学の体育館
温泉⇒上海小南国湯河原日式温泉
自然いっぱいの島⇒祟明島

【買い物】
安い洋服⇒七浦路
ハンドメイドシューズ⇒JACK PENG


“驚き”を探し出す場所として是非行ってみてほしい。


最後に上海にまだ来たことがない人にメッセージ。
日本から上海に戻ってくるとき到着した浦東空港でいつも思うことがある。


『来てみると近い都市、上海』


よく使う広島空港からだとわずか90分。ただ、パスポートを使い、航空チケットを取得するという行為が間に挟まるだけでとても遠い別世界に行くような感覚になる。しかし浦東空港についてみると、その近さに旅立つ前の心構えがなんだったのかすら思う。少しでも上海に興味がある人は是非遊びに来てみるといいと思う。


たまに、後どれくらい中国にいるつもり?と質問をされることがあるが、日本からとても近い都市なので、外国に行く、国境を超えると考えず、いつでも日中間を移動できるような人生にしたい。仮に日本に住まいを構えることになったとしても中国とはずっと付き合っていくことになるだろう。



ではでは、お次はちんむー。
『バレンタインデー』
でよろしく。